ハワイ(アメリカ)に旅行する時に必要な手続きが ESTA(電子渡航認証システム / Electronic System for Travel Authorization)です。
この ESTA の手続きが完了していない場合はハワイに入国できないので、必ず事前に手続きをする必要があります。
アメリカ大使館のホームページでは72時間以内に手続きの結果がでるとしていますが、旅行の3日前に申請してドタバタするのは嫌なので我が家では早めに申請をしています。
2016年は家族全員の ESTA の有効期限が切れていたので2年ぶりに申請をしました。
ESTA の申請は個人でもできる?
我が家では何度か個人で申請をしていますが全く問題ありませんでした。
申請画面は日本語ですし、難しい質問もありません。
ただ、慣れていない、心配だという人は早めの申請をお勧めします。早めに申請をしておけば万が一手続きに問題があっても旅行会社やアメリカ大使館に相談をできる時間的な猶予があります。
我が家は2ヶ月くらい前に手続きをしていますが、みなさんも個人で手続きをする場合は余裕をもったスケジュールにすることをオススメします。
我が家の ESTA グループ申請の概要
我が家では今までの ESTA はパパ・ママ・娘の申請をそれぞれ行っていましたが、今回はグループ申請という方法で申請をしました。
グループ申請のメリット
家族それぞれで申請をしていた時は手続きも申請結果の確認もそれぞれ行う必要がありましたが、グループ申請をすると申請時の手続きの手間が少し減り、確認の手続きは1回で終わりました。
家族で旅行をする時には複数人分の申請が必要なので、グループ申請が便利だと思います。
ESTA の申請の流れ
我が家はグループ申請をしたので、以下のような手続きの流れでした。
※以下は2016年時点での流れになります(変更される可能性があることにご注意ください)
- グループ申請の連絡担当者の登録
- 申請者情報の登録(家族三人分)
- 申請者の情報
- 渡航先の情報
- 適格性に関する情報(過去の犯罪履歴など)
- 申請内容の確認
- 支払い(家族三人分)
まずは ESTA のホームページへ
ESTA のホームページはこちら
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/
英語の画面なので、画面右上の▼をクリックすると言語が選べるようになります。
日本語という選択肢があるので日本語を選ぶと、
日本語に切り替わりますので “新規の申請” をクリックします。
1. グループ申請の連絡担当者の登録
簡単にいうと、家族の中の誰か一人を代表者として登録する手続きです。
我が家ではパパに代表になってもらいました。
“新規の申請” をクリックした後に表示される “グループによる申請” をクリックします。
代表者となる人の姓・名・生年月日・メールアドレスを登録します(ここでは代表者のパスポート情報は入力しませんでした)。
なお、メールアドレスはこの後の各申請者の情報を入力する時にも求められる情報ですが、我が家では全てのメールアドレスを同じメールアドレスで申請をしました。
グループの代表者(連絡先情報)の入力をして次の画面に移動すると、グループIDが発行されます。このグループIDは最後の画面でも表示されますが、途中でパソコンの調子が悪くなった場合のために我が家ではグループIDが表示された画面をスマホで写真を撮っておきました。
2. 続いて、家族一人一人の情報の登録
グループIDが表示さた画面の下に “新規の申請者を追加” というボタンが表示されるのでクリックをして、まずは代表者のパパの情報を入力画面に移動します。
1. 申請者の情報の入力画面
ここでは姓・名、生年月日、パスポート情報などを入力します。もちろん、英数字での入力となります。
パスポートを片手に正確に入力をすれば問題ありません。
パパの場合は勤務先情報も入力。
さらに他の国の国籍や市民権を持っているかなどの質問事項もありますので、正しく選択して次の画面に進みます。
2. 渡航情報の入力画面
ここではアメリカ国内の連絡先や滞在時の住所を入れる必要があります。
我が家が ESTA の申請をするのはホテルの予約が完了後なので、米国内の連作先情報も住所も滞在先のホテルの情報を入れました。
米国内および米国以外の緊急連絡先情報は、我が家は日本にいるおじいちゃんの名前と連絡先を登録しておきました。
3. 適格性の入力画面
ESTA では全ての入力情報を正確に入力する必要がありますが、個人的にはこのページは一番慎重に入力する必要があると思っています。
このページでは病歴や犯罪歴について質問があります。
くれぐれも慎重に正確に回答をしてください。
4. 申請内容の確認画面
ここでは今まで入力した全ての情報が表示されるので、見返すことができます。
誤りに気がつけば、”Edit (編集)” ボタンを押せば修正ができます。
なお、このページでは最初に申請者の名前や勤務先が表示されます。
内容をみて、ページの下の “次へ” をクリックしても次のページに進むことができません。
実は渡航先や適格性情報がまだ未確認の状態なので、勤務先情報の右下にある “確認&続行” をクリックし全ての情報を確認する必要があります。
今回我が家が引っかかったのはこの点だけでした。みなさんもご注意ください。
これでグループ申請の最初の一人の登録が完了です。
あとはまた “新規の申請者を追加” ボタンをクリックして家族分の申請を行います。
3. 最後に ESTA の申請費用をまとめて支払い
家族全員の申請が完了すると、申請総件数のところに家族の名前が表示されます。
その家族の名前の下の部分に
申請費用: US$14.00
申請件数: x[3]
支払総額: US$42.00
と表示されます(我が家の場合、三人なので申請件数は3です)。
2016年時点で ESTA の申請費用は一人当たり14ドルなので、支払総額が正しいか確認し、免責事項の欄にチェックを入れて “今すぐ支払う” をクリックします。
クリックすると支払方法の選択画面で、
- PayPal アカウントから支払う
- デビットカードまたはクレジットカードで支払う
と表示されました。我が家のメインカードはアメックスなので “デビットカードまたはクレジットカードで支払う” を選択しました。
※2016年時点で ESTA の支払に対応していたクレジットカードは VISA・Master・AMEX・Discover の4種類でした
カード番号を入力する画面では一般的なインターネットショッピングと同じような画面なので戸惑うようなことはありませんでした(請求書送付先として再度住所を入れる必要はありました)。
いよいよ申請結果が・・
支払が終わると申請状況確認画面に戻り、支払手続きが実行されたことが表示されました。
そして家族それぞれの申請状況も表示されて、家族全員が「認証は保留中です」と表示。
さらにページの下を見てみると審査中であることが書いてありました。
早く結果を確認して安心したいところですが、審査中であるならしょうがありません。待ちます!
あとこのページを印刷しておいたほうがいいとページに表示されていたので、念のために印刷もしておきました。
1時間後に再度確認をしてみたら
ページは閉じてしまっていたので、改めて ESTA のホームページを表示します。
既に申請をしているので “既存の申請内容を確認” をクリックします。
次に “グループ申請の内容を確認” をクリックすると、グループID・姓名・電子メールアドレス・生年月日を入力する欄がでてきますので、控えておいたグループIDやグループの連絡先(代表者)として登録しておいたパパの情報を入力し “申請の検索” をクリックします。
すると、グループで申請をした情報が表示されますが、我が家は無事に “認証は承認されました” となっていました。ホッ・・。
そして、この承認された状態の画面も印刷しておいてパスポートと同じ入れ物に保管しておきます。
これでハワイ旅行の大切な事前準備の1つが完了です!