ハワイ便など、国際線の航空券を購入すると航空券の費用の他に、税金や空港利用料、燃油サーチャージなどの費用が発生します。
この燃油サーチャージは原油の価格に連動しているため、タイミングによっては結構な金額になります。
燃油サーチャージとは
原油価格が安い時は航空券の費用に含めていた飛行機の燃料代が、原油価格高騰に伴って航空券の費用とは別に発生するようになった費用のことです。
庶民としては「わかりやすく、航空券の費用に一緒に含めてよー!」と思うところ。
でも2008年には片道20,000円もかかっていたので、それが航空券に含まれていたら検討する気にもならないかもしれません。まぁ最終的に払う金額は一緒なんですが、なんというか、パッと見の金額って大切ですね・・。
ハワイへのフライトの燃油サーチャージ (過去8年)
さて、時間もあったので2008年からの JAL のハワイ便の片道の燃油サーチャージを調べてみました (ANA も同じです)。
※時期は発券(購入)時期です。(搭乗する時期ではありません)
- 2017/02/01 – 2017/03/31:2,000円
- 2016/04/01 – 2017/01/31: 無し!
- 2015/12/01 – 2016/03/31:4,000円
- 2015/04/01 – 2015/11/30:6,000円
- 2015/02/01 – 2015/03/31:8,500円
- 2014/10/01 – 2015/01/31:13,500円
- 2014/04/01 – 2014/09/30:16,000円
- 2013/12/01 – 2014/03/31:15,000円
- 2013/08/01 – 2013/11/30:13,500円
- 2013/02/01 – 2013/07/31:15,000円
- 2012/12/01 – 2013/01/31:16,500円
- 2012/10/01 – 2012/11/30:13,500円
- 2012/08/01 – 2012/09/30:15,000円
- 2012/06/01 – 2012/07/31:16,500円
- 2012/04/01 – 2012/05/31:15,000円
- 2011/12/01 – 2012/03/31:16,000円
- 2011/10/10 – 2011/11/30:16,000円
- 2011/08/01 – 2011/09/30:18,500円
- 2011/06/01 – 2011/07/30:16,000円
- 2011/04/01 – 2011/05/31:11,000円
- 2010/04/01 – 2011/03/31: 6,000円
- 2009/10/01 – 2010/03/31: 4,000円
- 2009/07/01 – 2009/09/30: 無し!
- 2009/04/01 – 2009/06/30: 2,000円
- 2009/01/01 – 2009/03/31:14,500円
- 2008/10/01 – 2008/12/31:22,000円
- 2008/07/01 – 2008/09/30:20,000円
- 2008/04/01 – 2008/06/30:14,000円
- 2008/01/01 – 2008/03/31:12,500円
下はサーチャージ無し、上は 22,000円と幅が広いですね。サーチャージが無い時期はリーマンショックの影響のようです。
最近では2016年4月〜2017年1月はゼロ円だったのですが、2月からは片道2,000円で復活しました。
子連れハワイ旅行には影響が大きい
我が家は3人家族なので、燃油サーチャージが片道3,000円安くなると3人往復で 18,000円の差。片道5,000円安くなると30,000円の差!
3万円あれば、あんなことやこんなことにお金を使うことができますから、特に子連れのハワイ旅行の場合には影響が大きいです。
円安というもう 1 つの不安要素
日本の航空会社、JAL や ANA は2015年から原油価格を計算する時に “円” で計算をするようになりました。
つまり、原油価格が下がっても円安だと燃油サーチャージが中々安くなりません。
たとえば、2015年は原油価格が下がってきていましたが、12月からの燃油サーチャージを “ドル” で計算をするか “円” で計算するかで差がでるようになりました。
ドルで計算するチャイナエアーライン:片道1,500円
私たち庶民には原油の価格に対しても、為替に対しても祈ることしかできません。
旅行の時期や航空会社を上手に選んで、ハワイで楽しめるようにしましょう!