日本でも代々木公園周辺で感染者が発生して注目された、蚊を媒介とするデング熱がハワイ島で流行しています。
年末年始にこの記事を最初に書いた時には12月や1月は1年の中で温度が下がる時期なので感染者が減ると予想をしましたが、2月になって非常事態宣言も出されました。
なお、2月9日時点ではワイキキのあるオアフ島には非常事態宣言は出されていません。
ハワイ島に行く場合は特にご注意を!
デング熱とは
厚生労働省のデング熱に関する Q&A によると、
デングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉 痛や皮膚の発疹などが主な症状です。
とのこと。
2014年に日本でも代々木公園を中心に発生したので耳にしたかたも多いと思います。
感染者数と感染が多い場所
上記は2015年12月16日のハワイ州の保健局のホームページでのデング熱のハザードマップです。この時点でデング熱の感染者は157人でした。
そして、上記が2016年2月10日時点での感染者数です。
まず、感染者は約2ヶ月で100人増えて、合計252人になりました。
去年の10月中旬から11月にかけての1日あたりの感染者数よりは減っていますが、それでもゼロになる気配はありません。
次は感染場所について。
12月はハワイ島の Kailua-Kona(カイルア-コナ)周辺が軽度の危険 (オレンジ色:Moderate Risk)、その下の Captain Cook(キャプテンクック)周辺が高い危険 (赤色:High Risk) でした。
しかし2月の時点では Captain Cook 周辺が”軽度の危険”になり、Kailua-Kona 周辺が”高い危険”になりました。つまり、危険な地域が少し北上しました。
なお繰り返しになりますが、現時点で流行しているのはハワイ島 (Big Island) で、ワイキキなどのあるオアフ島では流行していないようです。
デング熱対策
厚生労働省のホームページによると、デング熱への予防接種はないとのこと。
そのため、長袖・長ズボンを着用したり、虫除けスプレーなども利用すると良さそうです。
年末年始の時期なら薄手の長袖などを羽織ることもあるのでちょうどいいですね。
またまた厚生労働省のページの引用ですが、
すべての蚊がデングウイルスを保有している訳ではないので、蚊にさされたことだけで過分に心配する必要はありません。
とのことですので、ハワイ島など危険度が高い町を訪問しない限りは必要以上に恐れる必要はなさそうです。
我が家の2015年の夏のハワイ旅行でハレイワを訪れた際に、公園の樹に蚊を捕獲するための機械?が設置されていることに気がつきました。
それまでは気がつかなかったので、オアフ島でも蚊の対策はされているようです。
過剰に気にする必要はありませんが、もしハワイ島に行く友人などがいればデング熱が流行していることを教えてあげてくださいね。
安心で楽しいハワイ旅行を!
↓2016年7月追記